エッチなJKは嫌いですか?
第1章 出会い
喉が渇くまでお互い語り続けた。
何枚かDVDを見た。
「若いのにこんな話合う子初めて」
「でも、年齢が違うから歌詞の感じ方とかはちょっとだけ違ってそれはそれで楽しいですね」
「そうだね…ってもうそろそろ帰る?」
時計は11時を回ろうとしていた。
「もうこんな時間…。寂しいから帰りたくない」
時計を見た美咲ちゃんが悲しそうに目を伏せる。
「そんなこと言われると照れるじゃん」
明るくあしらったものの、影を落とした顔がちらつく。
「また遊ぼうよ。ご飯とか食べに行こう」
「はい、連絡待ってますね」
「車で送ろうか?」
「いや、近くに駅あれば電車で帰ります。優さんはゆっくりしてください」
「わかった、じゃあ駅まで送るよ」
外に出れるようなジャンパーだけ着て、部屋着のまま家を出た。
駅まで送り届けて俺達は別れた。