エッチなJKは嫌いですか?
第1章 出会い
「ねえ、君。タオル落としたよ」
振り返ると、眼鏡をかけたいかにもサラリーマンという男性が立っていた。
「ああ、ありがとうございます」
ここは有名女性アーティストのライブ会場。
一人でライブに来る事にはもう慣れているが、それでも少し寂しさは感じる。
この始まるまでの時間が、凄く虚しい。
「一人?」
サラリーマンが優しく微笑む。
とてつもなくかっこいいと言うわけではない、なのにすごく惹かれてしまった。
「はい…あなたは??」
「僕も一人です。よかったらお話しませんか」
席が隣みたいで、ちょうどいい話し相手になる。
「でも若いのに珍しいですね、こういうの好きなんだ」
「すごく好きなんですけど、あんまりいないですよね若い人」