エッチなJKは嫌いですか?
第4章 お酒
初対面から1カ月が経った。一度も手を出さずに。
それなりにいい雰囲気にはなってきたし、距離も縮まった。
動物園デートと食事、全てがある程度うまくいっていた。
なのに、なのに4回目のデートにしてまたしても俺は酔わせてラブホテルに連れ込んでしまった。
「最悪…」
美咲ちゃんを寝かせてシャワーを浴びながらポツリと呟いた。
白いガウンをそれらしく纏って美咲ちゃんの寝るベッドに座る。
「優さん…ここは…?」
「ごめん」
「え…?」
「ホテル、我慢できなくなった」
もうここまできて何もせずに帰すのもおかしいと気付いて、やけくそになって美咲ちゃんに覆いかぶさっていた。
「嫌なそぶり1つ見せずに男についてきたらこうなるんだよ?俺のこといい人だなんて信用してたかもしれないけど、君のことを騙すのなんか簡単だよ」
心が痛くなったけど、自分の理性や善良な心の声には耳を貸さなかった。じゃないともっと苦しくなると思った。
「優しく…してくれるなら…いいですよ」
美咲ちゃんが顔を赤らめて、目をそらす。
キュンとした。