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君はぼくの全て

第14章 補習 4


ぺたんと床…ってか布団の上に座って

両手は肩幅よりちょい狭くして、同じく布団に付けて

少しだけ顔を上げプラス上目遣いで首を傾げて「ダメ?」と聞く


このおねだりは潤くんに聞いた方法だ

前に、まーくんをドキドキさせたいなんて話をした時に教えてくれた

…スッゴく笑いを堪えてかなり顔が崩れてたのは覚えてる

そしてこれは、絶対面白がってるってのも分かってた

だけど


今、ドキドキしてくれなかったら絶対何も起こらない気がする

えっちまでは行かなくても、俺を慰めるつもりなら一緒にくっついて寝るくらいはしてくれても良いじゃんか、と思う訳で

女の子じゃないから、両手を狭めたところで若干のシャツの隙間から谷間、なんて存在はしないけど

まーくんにはこのおねだりポーズは効くと信じてる


だってね?

まーくん、完全にフリーズしちゃったんだもん

ピッキーン!!って効果音が付きそうな位固まってるまーくんに、お尻でずりずり移動しながら近付いて

そっとまーくんのほっぺに指を触れさせたくて手を伸ばしたところで

「あれ?」

ガシッと伸ばした手首を掴まれていた

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