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BLUE MOON

第4章 スタート


「モモ…モモ…?」

…やり過ぎた

明日も仕事だというのに可愛い姫をこんなあられもない姿にしてしまった。

「モモ…ゴメンね」

でも、謝っているわりに罪悪感はない。

「許しません…ハァ…ハァ…」

どうやらそれは見抜かれてるご様子。

モモは俺の胸をグーでゴツンと叩くと

「涼さんの意地悪…」

その手を背中に回した。

「アハハっ、誉め言葉として受けとるよ」

少し冷たいその腕が俺の火照った体に絡み付く。

…モモの体温だ

モモは冷え性なのか少し体が冷たい。

「気持ちよかったんだからいいでしょ?」

「…知りませんっ!」

「あっ、ゆでダコ発見」

「涼さん!」

どんなに顔を赤らめても体をピンク色に染めても冷たくて気持ちがいい。

こういうところなんだろうな…モモを手放せない理由。

俺と付き合いはじめてから遠慮ばかりして気を使いまくるくせに

「もう一回試してみる?」

甘い言葉を耳元で囁けば

「涼さんはシたいんですか?」

ベッドの上じゃ信じられない威力を発揮して俺を骨抜きにする。

「シたいよ」

この誘いに乗られたら明日のモモは仕事に支障をきたすというのに

「…ダメ?」

耳にキスをしながら冷たい体の線を撫で上げると

「激しくなければ…」

瞳を潤ませてしっかりとスイッチを入れてくれる。

「約束はできないな」

「…ヤンっ」

モモの肩をスッと押してベッドに沈ませると

「モモはエッチだから」

ぷっくらと膨らんだ唇に俺の舌を差し込んで

「…んうっ…」

お言葉に甘えまくる。

「…もう」

「誘ったモモが悪い」

手をまだ潤んだままの中心に伸ばし 揺れる桃色の粒をペロリと舐めて

「…アンッ…ヤだぁ…」

可愛い声をあげる姫を堪能する。

時計の針はもうとっくに日付を越えている。

「イヤならいつでもヤめるよ?」

「…ヤめたら…イヤです」

これじゃいつまでたっても寝れやしない。

「…阿保」

「アンッ…涼さ…」

重ねる唇は甘く

「腰上げてごらん」

「イヤッ…当たるぅ…」

打ち付ける腰は卑猥な音を立て

「涼さ…」

「ん?」

「おかしくなる…」

「いいよ。いくらでもおかしくなって」

モモをまた淫らにさせる。

これじゃ体がいくつあっても足りないな

なんて…自分で誘っておいたくせによく言うよ。

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