テキストサイズ

BLUE MOON

第4章 スタート


「…お願い」

何度お願いしても

「ダメ、答えて」

涼さんは私のお願いを聞いてはくれなかった。

部屋中に響かせるようにわざと大きな音を立てて舌を這わせ指を動かす。

「桃子のナカに俺の指が何本入ってる?」

そしてこんなエッチな質問をして私を狂わそうとする。

「答えないとまた苦しい思いをするよ」

意地悪な涼さんはこの質問に答えないとイかせてくれないというのだ。

「…やだぁ」

多分私の体内にはあの長い指が2本入っている。

その指はある一点を刺激して私を狂わす。

「…あぁ…っ…んくっ…」

そして経験豊富な彼は私が言葉を口にしなくても達しそうになると指をズルリと抜き

「泣くほどイきたいなら答えればいいのに」

私に見せつけるように蜜で濡れた指をペロリと舐める。

もう限界だった。

「涼さ…お願い…」

震える指先を涼さんの頬に伸ばして覚悟を決める。

「次が最後のチャンスだからね」

「ヒャッ!」

涼さんは力が入らないだらけた私の体をクルリと反転させると

「腰あげて」

「やだ!…やだっ!」

腰をスクッと立たせて

「…あぁっ…」

また私のナカに長い指を挿れた。

動物のように四つん這いになり甘い刺激に酔いしれるとさっきよりも大きな水音が部屋に響きわたる。

「やだ…あぁっ…やだよ…っ…」

涼さんは悲鳴に近い声をあげながらビクビクと跳ねる体を撫でながら私に背後から覆い被さると耳元で囁いた。

「桃子のココに何本入ってる?」

腰から首へとゆっくりと涼さんの唇が落ちる。

枕に顔を押し付けて悲鳴に近い喘ぎ声を吸収させる。

「…ひゃっ!」

そんな私の顔を上げさせるように一番弱いところを水を掻き出すように指が動く。

…苦しい

「桃子、答えて」

月明かりしか差し込まないこの部屋でアーモンド色瞳がキラリと光ったように感じた。

「…っ…3本…」

私はその瞳に誘われるようになんとか声を振り絞った。

一瞬指が止まると涼さんは私の耳元で

「正解、大変良くできました。じゃ、ご期待に応えて」

クルリとまた体を反転させられると再び私の中心に顔を埋めて舌と指で器用に攻め立てた。

「ほれ、好きなだけいってらっしゃい」

…おかしくなる

その刺激はさっきよりも何倍も強く

「涼さ…っ…もうダメ…」

自ら腰を動かしてるのがわかるほどだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ