無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ユウの反応が
少し怖い…

「一人で！？
大丈夫だった？
呼んでくれたら早退したのにぃ」

こういうモンなのか？
普通って…



ユウの優しい反応が想像以上で
涙が出た



あれ？
俺 情緒不安定じゃね？！

俺が不意に涙を流したのを見て
焦ってサンドイッチを差し出すユウ

「ん？どうした コレ」

「母さんがつわりの時
コンビニのミックスサンド
ばっかり食べてたって
聞いたこと有って…」

そっか
妊娠してるって
もぅ思ってたんだ…

ユウは俺より
俺の事 良く知ってんだ



また涙が出る



やっと泣き止んで

今 フランスは夜１１時前
クイーンに電話した

「だから 男はダメだって
言ったじゃないの！
……………
月曜 日本に行くわ
その時話しましょ
坊やも連れてくるのよ
あっそうだ
Toutes mes félicitations」
(おめでとう)

おめでとう？
意外な反応で 逆に怖い…
怒る通り越して呆れてた？

いや何か企んでんな ありゃ…



次の日の土曜

兄貴に報告に行った
ユウが怪我しなくて良かった



日曜早朝の中禅寺湖畔で
梅雨前に秋冬物の撮影をした

ずっと側にユウが居てくれた



月曜日の夕方
一(はじめ)でユウと合流して
クイーンに会いに行く

初めて２人で工房に
行った時の事を思い出す