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俺は彼を愛してる

第16章 CELEBRATE

もーじき ツータンが
イタリアから帰ってくルン

数日前から
寝ても寝ても 眠いって
言ってたのが気になるけど…

成長期?
なわけないわよねぇ

貧血なのかしら?

コレまた 珍しく
東京駅に迎えに来るように言われた

合流したお寿司屋さんで
結構食べてるのに
お土産用にパックにも詰めてる

こんなに大食いだったかしら?

やっぱり成長期?

食べられないよりは良いのか…

それともストレス性過食?
それは僕

明らかに 僕と違うのは
酸っぱいモノを食べたがる事

コレってアレじゃない?
あははぁ~



まさか



仕事帰りコンビニによって
昨日食べ損ねた
グレープフルーツのデザートが
有ったら 買ってってあげたいなぁ

グレープフルーツジュースと
チョコレート…
思い付くモノを
いくつかカゴに入れて

思い直した

食べたいだけ食べて
モデル出来なくなったら
大変じゃないの…

何か1つに絞ろう



───── 何か1つ



帰ったら ツータンが
正座して待っていた

ツータンのお腹の中に
小さな命が芽生えた
って教えてくれた

責任を負わせて貰えるのかな…

産まれて来てくれるかな…

一鳳さんに電話して
明日のお昼
一(はじめ)に集まる皆には
断って貰った



土曜日一鳳さんに報告に行った

時差ボケのせぃか
妊娠のせぃか

ツータンは自分の部屋で寝てしまった

間もなく
ツータンに電話で呼ばれたから
とテツさんも一(はじめ)にやって来た

「カズが暴れるのを
止めてくれと言われたが
暴れ出す様な事をするのか?
楽しそうだな」




 

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