
オキナグサ
第9章 狂嫉
「……」
急に朝陽さん静かになったけど
何かあっ……
「!?」
身体を起こすなんて体勢的に絶対無理だけど、首だけ動かして辛うじて朝陽さんの様子を伺い見ると
「……っふ、ぅ、うっっ、ぐ」
朝陽さんがオナニーして、俺のアナルに射精したところだった
遅れてお尻に温かい感触が伝わってくる
「えっ……ちょ、っと、なにして……っあ! あん、んん……っ」
な、なるほど
俺のアナルを慣らすために精液をローション代わりにしたのか
って、冷静に分析してる場合じゃ……っ
「ん、ぐ……痛、い……」
他の人の何倍も大量に出して俺のお尻はべちょべちょだったけど、それでもローションの滑りには勝てなくて少し引き攣るような痛みが走る
けど、痛いって声は聞こえてないみたい
「あ、あぐ……っう、んぁ」
無理やり前立腺を刺激されて引き摺り出される快感に、喉からは変な声が漏れた
気持ちいいけど
痛い
「あ、さひさ……っ」
「……」
朝陽さんはずっと無言で、今度は自分のちんこを俺のアナルに当ててくる
「ちょっと待って! まだは、や……っぁああ!?」
全然緩んでないところに朝陽さんのがねじ込まれて、 悲鳴を上げた
