Cat Rabbit~猫と兎の愛の日常~
第1章 元旦じゃなくてもいい~二人でいるだけで~
私がこの店、「Cat Rabbit」の店長になったのはつい先月のこと。私の夢は、アパレル店員になることだった。専門学校卒業後の就活、私はアパレルショップの正社員になるべくして、片っ端から全て受けた……。にも関わらず惨敗。
専門学校と言っても、アパレルは関係ない。専門学校二年生の時に運命のロリィタブランド「Marble Lilly」に出逢ったことで、おしゃれにハマったのだ。今でこそダイエットをして細身だが、あの頃は70kgくらいもあるぽっちゃりを超えたおデブだった。当然、受かるはずもなく……。
分かってはいても一度持った夢は、簡単に諦めることなんて出来ない。こうなったら自分のセレクトショップを持とう。そう思った。就活中に出逢ったタイプも全然違う女の子、カヅキちゃん。カヅキちゃんにセレクトショップを立ち上げる話をすると乗ってくれた。
カヅキちゃんは、人と同じは嫌。私といるとどこにもないお店になる。私と一緒に働きたい。私についてくると言ってくれた。
涙ぐましい努力の元、ようやく二人の夢が叶った。私とは、タイプの違うしっかりもののカヅキちゃんがいたからこそここまで来れたんだと思う。
専門学校と言っても、アパレルは関係ない。専門学校二年生の時に運命のロリィタブランド「Marble Lilly」に出逢ったことで、おしゃれにハマったのだ。今でこそダイエットをして細身だが、あの頃は70kgくらいもあるぽっちゃりを超えたおデブだった。当然、受かるはずもなく……。
分かってはいても一度持った夢は、簡単に諦めることなんて出来ない。こうなったら自分のセレクトショップを持とう。そう思った。就活中に出逢ったタイプも全然違う女の子、カヅキちゃん。カヅキちゃんにセレクトショップを立ち上げる話をすると乗ってくれた。
カヅキちゃんは、人と同じは嫌。私といるとどこにもないお店になる。私と一緒に働きたい。私についてくると言ってくれた。
涙ぐましい努力の元、ようやく二人の夢が叶った。私とは、タイプの違うしっかりもののカヅキちゃんがいたからこそここまで来れたんだと思う。