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Cat Rabbit~猫と兎の愛の日常~

第2章 風邪っぴきのSentimental

 アパレルセレクトショップCat Rabbitがオープンしてからカヅキちゃんと二人で走ってきた。年末、無理が祟ったのか仕事を休むレベルの風邪をひいてしまった。

 お、お腹すいた……。一人暮らしだが、私のマイルームはショップの2階。たびたびカヅキちゃんが看病に来てくれる。お店の閉店時間、22:00を過ぎて、22:30。カヅキちゃんが果物を持って、マイルームに来てくれた。

普段着モードのクールコーデのカヅキちゃん可愛い。ぼやける視界でそんなことを思う。

「ちょ、今日、ノーメイクなんだけどごめんね」

「いやいや、いいんですよ」

 玄関のチャイムが鳴る。私が出るとそこには、コンビニの袋を持ったNIN10プロのカメラマン、フジオがいた。

「心配したよ、大丈夫?」

「ちょ、今、カヅキちゃん来てるんだけど?」

「そっ、そうか。良かったな……。じゃあ、俺、帰るわ」

「ごめんね。差し入れありがとう」

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