完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
早く終わらせたい…と意気込んではいるが…
夕方からの役員会議…
内容はザッと見た感じ…二時間越えの長丁場…
帰る時間帯は…目処が立たなさそうだ
と、そんな内容から考えて……一緒に食事とかデートとかは無理である
しかし、曽根とデート…って…///今更感ハンパないような…
しかも、デートなんて元彼ともあまりしなかった…
奢られたくないって顔に書いてあったし…
出掛けると何かと気を使われたから…モヤモヤが、貯まる一日って感じだった…
って――――…元カレの事を思い出してしまった…
「神谷さん…今、私以外の誰かを考えてましたよね?」
「――――う…」
変な所で勘がいいのも考えものだ…