完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
「さぁ…ジン?一人でシャワーには入れますよね?」
「///はい…」
曽根は、“ジン”と呼ばれることにまだ、なれていないようで
私が呼ぶとビクッと体を固くする――――…
「ここのシャワーを使っていいので…サッパリしてきてください…首輪と鎖ははずしてあげますから」
すると、曽根は私の足に頬を寄せて――――…「ライカは?」と、上目使いで甘える
「――――…その間に片付けをします…一人では不満ですか?」
曽根は、たぶん一緒に入りたいのだろうが…
///それは…私が恥ずかしいのだ…
「…そうですか?お片付け…私も一緒にしますよ?…そしたら、一緒に入れます?」