完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様
「ライカァ…寂しかったです…」
――――…寂しかったって…マンションではほぼ一緒にいたし、会社でもそれなりに顔は会わせていたはず…
「会わなかった日はなかったのに…なんで寂しいとか言うんですか?」
私は、資料を片付けながらため息をつく
「会社でも、ライカと一緒にいたかったんです…私は…」
曽根は肩を落とすと――――…次の資料に手を伸ばす…
仕事は確実にこなしてくれるから文句は無いのだが…
チラチラと私を見ては…虐めてビームを出してくる
「――――…もう、通常業務なんですから…甘えないでください…」
「///あっっ――――…ライカァ…好き」
「///…口を閉じろ…変態」
「ふぁい!っっっ――――…トイレに…行っていいでしょうか?」
――――…い、今ので…軽くイキやがったな…
ドン引きです…