完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様
相変わらず…曽根のド変態っプリは清々しいほどキモい…
だが、曽根は幸せそうに前屈みでトイレに向かっていった――――…
「しかし、新しいプロジェクトチームが順調に始動したって…報告を受けていましたね…素晴らしい!」
新しい仕事で、他社との共同プロジェクトも起動に乗り始めた――――…
曽根の仕事は増えていくが…忙しい事は良いことである
「あ、この企画――――…面白いですのね?
セキュリティのノウハウを活かしたホテルとは!
しかも、ホテルの一階にわが社の小さな支店を入れるなんて――――…」
トイレから戻ってきた曽根は起動に乗り始めた新企画の書類を見ては笑顔になる!