完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
会食の料亭の前で車は停まり――――…私たちは車から降ろされた…
料亭に入り社長を席に案内すると私は急いで入り口まで戻る
ぶっちゃけ…曽根と行動を共にするのは腑に落ちないが…今日までの我慢、我慢!
車でも…仕事の話は進まず…何の情報も獲られなかった…教える気が有るのか…睨まれたいのか…もう、訳が分からなかった!
と、入り口に着くと同時に役員の車も当地着し…慌てて頭を下げる
「お疲れ様でごいます。足元お気をつけて中にお進みください」
料亭に入ると仲居さんたちが部屋まで案内してくれるが、社長が一人待っていると思うと――――…あれ?やっちまったか?と、動揺してしまう!
「!、神谷さん貴方は出迎えなくて良いのよ!新社長の隣で役員との間に入りサポートしてなさい!」
「///あ、すみません…つい、癖で!!」
なんと、私の事を1番煙たがっているであろう春日さんが私を諭し中に入るように言ってくれた
「///春日さん…あの…」
「ムカつく事には変わりないんですけど…嫌味は後でたっぷりと!!」
うげ…流石――――…小物代官達を束ねてきただけはある…