完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
「///はい!飲みに付き合います!」
「朝まで帰さないからね!」
こりゃ…まいった――――…しかし、秘書課を、出る時とは私への当たりが弱くなった気がする…
チラッと実周室長を見るとウンウンと、頷きながら私を早く部屋へと急ぐように…と、指示をする…
出る前に…実周室長が、
公平な人事がなされていないと――――…言ったのであろう…
秘書課の不仲を利用しての社長の座獲得…の…姑息な手口はバレバレらしい…
誰が考えたんだ?バカだし…手間のかかることを…
急いで部屋に戻ると――――…私の顔を見た瞬間…曽根は、ふにゃんっと一瞬して…シュッ!と、元に戻った
な…なんだったの…今の…顔?
私は「申し訳ありません」と、頭を下げながら曽根の後ろに影のように隠れる
「いいえ――――…流石…ライカ…と、思いました…
早速…放置プレイとは――――…もう、嬉しすぎて!お漏らしするところでしたよ!」
「汚いので、早くトイレに行ってください」
「もう、例えですよ、例え!」
――――…引きすぎて…言葉が出ません