完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
――――…え?じゃぁ…曽根の社長室は?
え?じゃぁ――――…?
「それにともない…会長には秘書を一人お願いしたいのですが?
役員秘書を担当している――――…春日さん…お願い出来ますか?
私にも、前役員秘書の神谷さんを付けてもらいましたので――――…秘書同士の連携も取れる事でしょう!
明日から、お願いできますね――――…」
曽根は、春日さんを見つめるとニッコリ微笑む
「///はっ、はい!!畏まりました!」
春日さんは名前を呼ばれた瞬間に固まっていたが――――…すぐに理解し返事をした
――――…え?ん?
えぇ!!?
ええええぇ――――――――…
私…現状維持?え?春日さんが会長秘書なら…私は…
このまま?
私も理解した!で、とっさに曽根の方を見ると――――…
「では、皆さんで我が社をこれからも発展させていきましょう!」
と、…立って挨拶をする曽根の後ろ姿しか見えない――――…
嘘でしょ?こいつ…
ええ?!