完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
私は唖然としながら…曽根の後ろ姿を睨み続ける
時おり隣の会長と談笑しながら揺れる背中…
マジか…これから一夜を共にした男と仕事をしなくてはいけないのか…
しかも――――…ドMのド変態…
はぁ…サポートする自信がない…
会食はどんどん進み――――…お酒も回ってかほどよく場を和ませていた…
すると、「失礼――――」と、曽根が立ち上がった
時間的にお手洗いかな?と、思いあとに続く
――――…と、曽根は御手洗い手前の小部屋にサッと入った!
「///曽根社長!?そこは――――」
酔ってトイレの場所を間違えたか!?と、慌てて連れ戻そうと後に続くと――――…
「///なっ!!」
入り口のすぐそばで正座している曽根がいた…