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AV女優と結婚するということ嫁がAV女優になったということ。

第13章 パインと尊。似た者の匂い。

パイン鈴村こと
鈴村浩43歳。
ただしその実年齢を知る人間はほとんどいない。

浩はもともとは
演劇を夢見て上京した男だった……。

彼は上京後
劇団に入団し
貧しいながらも充実した日々を過ごしていた
そして
彼はほどなく恋に落ちた…

相手は同じ劇団に所属していた
同期の
早乙女美紀(サオトメ ミキ)。
しかし彼女はほどなく
女優としてその才能は開花していく…

それにくらべ
浩はまつまたく売れない日々…

歳月が流れた…

そして
浩は演劇の道を諦めて
美紀に一緒に平凡な人生を歩まないかと求めたが
当然のごとく
断られた…

美紀と二人でよく行った
【港ヶ丘公園】
そのベンチで夕日を浴びながら
美紀は博に
夢のない人とは歩めないと
別れを告げた…

そしてほどなく…
マスコミ報道で
美紀の結婚を知る
相手は歯科医…。

浩は悟った…
夢なんてしょせん女は見てねえよ…
女が見てるのは
カネ。金。カネだよ…!

覚えてやがれ…
夢なんてもたねえ!
俺はさカネに執着してやる!
金があればなんでもできる…
美紀よりいい女も手にはいる…!

一攫千金や!

そして
金に執着する浅はかな守銭奴…
鈴村浩が生れた…

そんな浩の前にほどなく
『でかいことしてやる!』と夢を語る若者
八重樫五郎かわ登場してくるのである…


グフッ…
こいつをうまく使って
夢を見るバカ女を
商品にしてやるぜ…。

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