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ある日の夕方
普段よりも早く
高校から帰宅した尊は
見てしまった…

自宅のリビングのソファで
まるで盛りのついた動物のように
男と交わる母を…！

母は身体と心の寂しさを紛らすために
近所の男たち共有の玩具になっていたのだ
その見返りに
男たちからお金を受け取っていたのだ

尊の学費
尊の服
そして生活費……

夕日の差し込むリビングで
ヨダレをたらし
嬉し涙を流して
男たちの性欲の捌け口になっていた
母の姿を見て…

尊はあれほど大好きだった
夕焼けが嫌いになった。

ほどなく
尊の母は男たちとの性交中に
首絞めセックスを受けているなかで
男が力の入れ方を誤ってしまい…
帰らぬ人になった…

狭い田舎町
尊は居場所を失って
都会にでた…

羯鼓女は殺さない限りは
身体って商品なんだ…
たっぷり俺はウワマエはねさせてもらうな…

楽天的で
頭の回転が早く
人懐こい尊の裏側には
そんな闇が存在している。