無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

と、その時…

美紗の部屋をノックする音とともに
甘い美味しそうな薫りを漂わせた
パンケーキとともに
美紗の母
未唯が『は～い！お待たせ～』
と笑顔一杯で部屋に入ってきた。
さすがはトップ女優てある
美亜の笑顔は
沈黙で少し重くなっていた部屋の空気を
明るくするには
十分だった…。

『どう？美味しい？優くんは、真由子さんがお母さんになってくれるまで、……うふっ！私のことママ～！ママ～！ってずっと呼んでたの覚えてる？あの頃はまだ保育園の頃だったかしら？ママが濃さかったのよね。』

未唯は
懐かしそうに
パンケーキを頬張る優を見つめながら話した。

『そうそう！それで私がつい焼きもちやいちゃって、私のママなんだから！って怒っちゃったり…。』
美紗が懐かしそうに
合いの手をいれた。

『……そうだったんですか？おれ…全然覚えてなくて…。』
照れくさそうに優は二人に答えた。