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早乙女美紀との電話を切った
黒光太は
オフィスの外で1本タバコを吸ってから
部屋に戻った…。


ソファの上では
今日のハードな撮影の疲れからか
同時進行していた
パインの悪事を阻むための計画の疲れからか
薫子がスヤスヤと寝息をたてていた。


『やれやれ…まあ仕方ないか…。カオルちゃん今日は頑張ったもんね…。』
黒光はタオルケットを用意して
そっと薫子の上にかけてあげた。