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AV女優と結婚するということ嫁がAV女優になったということ。

第24章 パスワード。思い出のあの日。

それから数時間後…

日付が代わり
もう翌日の朝日の気配が漂い始めた頃に
電話が再び着信した!


その音に
薫子も目を覚ました。

電話は健太からだった。



『もしもし…』
黒川が答える

『俺…。最期のパスワードがわかんねえ!』

時間に迫られ
焦る健太の声が
聞こえてきた…

黒光の隣では
薫子も心配そうな表情になる。


健太は
パイン鈴村の設定している
パスワードを解けないでいたのだ…


『なあ、あんたが五郎さんよりも前からパインのこと知ってんだろ?なにかねえかなぁ?』


………………………。


黒光は思い付く限りの
パスワードを捻り出したが
その多くはすでに健太も入力していた。


…………………。

『あ!』と健太の声

『どうした?』と黒光


『あと2回しか入力できないって… あと2回入力ミスをしたら…データーはユーザーに自動転送後に削除されますってメッセージが出た。やべぇよ!』


健太の焦りを鎮めさせながら
黒光もさすがに
なすすべがない…


と、その時!

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