好きにさせて
第6章 添い寝
触れるだけの
まるで
中学生のような
キスをして
一度唇を離すと
茜は
目を開けて
小さな…小さな声で呟いた
「私…悪いことしてる」
どういう意味や
「なんも悪ないで。
俺が満足してるんやから」
「・・ナオ・・・」
茜を抱きしめて
首元に顔を埋め
「茜・・」
名前を呼ぶと
「好きや」と言いいそうになる
それを
必死で我慢しながら
俺は
もう一度
茜に唇を寄せた
優しく唇を
重ね合わせてから
下唇をついばみ
自ら
僅かに唇を開くと
茜も
それに合わせるように
唇を開いた
好きで好きで
どうしようもない
すぐにでも
茜の口内を犯したくて
たまらんかったけど
俺は
必死に
冷静に
舌先だけを
茜の舌先に触れ合わせた
あぁ…
柔らかくて
小さいなぁ
そんなことを思いながら
舌先を何度も舐め
少しずつ
舌が触れる部分を
増やしていくと
茜の舌先も
うごめきはじめた
「……っ……ん…」
もうそれは
子供の遊びではなく
大人のキス
「…ぁ…っ……」
もう…たまらん
脳が溶けそうや
そう思うのと同じくらいに
俺は
茜の身体が
熱くなるのを感じた
あかん
俺
もう勃ってまう