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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

ヤンデレ好きでもある僕に、持って来いの本だ。

護君は、何読んでるんだろ?

「やべー、すげぇ萌える♪」

ワンコ系のヘタレ後輩×ツンデレ眼鏡先輩の本か。

護君とは萌えジャンルが全く同じだから、腐男子仲間としてかなり最高。

「明人先輩、BLコーナーはマジ天国ですね♪」

「うん♪」

少しして、僕達はBL本を読むのを辞めた。

「また、一緒に行きませんか?
あまり読み過ぎると、次行った時とか読む本少なくなりますし」

「そうだね」

◇腐乱商店街◇

オフブックを出ると、少し離れたコンビニの方で騒ぎが起きていた。

「ママぁ…(泣)」

「隼(しゅん)~!!」

近くまで行くと、男性2人組が1人の小学生くらいの男の子を人質にしていた。

男の子を抱えている男性の手にはナイフを、もう1人の男性の手には黒いバッグが持たれている。

「コンビニ強盗か…。」

「小さい子を人質に…。」

人だかりの中に、警官が2人いた。

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