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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

「人質のその子を離すんだ!」

「そんなことをしても、どうにもならないぞ!」

警官2人の言葉に、男性2人はイラついた表情を見せる。

「うるせえんだよ!!」

「とっとと、道をあけろよ!!」

男の子を抱えてる男性は、ナイフを前に突き出しながらもう1人の男性と一緒に、人だかりに向かって歩いて来る。

周りの人達は、男性達に怯えて道をあける。

「隼!!」

「ママぁ!(泣)」

「くッ…。」

男の子の母親と、男の子はお互いを泣きながら呼び合う。

「何としてでも、あの子を助けないとッ…。」

そして、男性達のことを悔しそうに見つめる警官2人。

しかし、僕達の近くに来て男の子を抱えてる男性が、僕達に背を向けた時に護君が動く。

「せやあッ!!」

「ぐえッ!?」

護君は黒いバッグを持っている男性の頭に、上段後ろ回し蹴りを食らわせる。

上段後ろ回し蹴りを、頭に食らった男性はその場に倒れる。

「ん?
このガキぃ!!」

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