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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

「護さん、相変わらず強いですね」

「真も、充分強いじゃないか」

日向真。

如月流空手道場の、2つ下の後輩。

中学2年生にして、道場の中で師範や他の先生達を除いたら3番目に強い実力者。

ちなみに、俺は道場の中では2番目。

「おい、どっちか次は俺と組手してくれよ」

俺と同い年で、違う高校に通っていて中学の頃からの友達の、山崎蘭太(やまざきらんた)が俺と真の近くに来た。

「蘭太さん、僕とお願いします」

真が、蘭太の前に出る。

「良いぜ、真」

真と蘭太は、向かい合わせになって組手を始めた。

「護さん、組手お願いします」

2人の組手を観戦してた時、後ろから真の同級生で同じく俺の2つ下の道場の後輩。

道場で4番目に強い、四鳳凰林(しほうおうりん)が組手を志願してきた。

「おう、やろう!」

俺と凰林も、組手を始める。

稽古終了後、俺は明人先輩の誕生日プレゼントを買いに行くのに、着替えてから天王寺に向かった。

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