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あたしの秘密

第1章 死守せよ!

主催した友達が
ドタキャンしたから
代打で 飲み会に行くぅ~



待ち合わせの駅に
迎えに来てくれた車が
フルスモで
ぶっつけ過ぎボコボコの
ゴキブリみたいな
ヤン車でビックリ!

車内には
数珠とか ファーとか
とにかく趣味が悪い!

今時
本気でカッコいいと思って
やってる人 居るんだぁ…

運転手は ホントに19才?
って感じのサングラスに
チョビ髭の時代遅れ ヤンキーで

助手席に座ってたのは
肩幅の広いガテン系



行った先は 居酒屋で
安いお酒で酔っ払っちゃった

意識だけは 確りしてるけど
珍しく 足にきた

帰りに
立って居られないから
会計中に
駐車場で待ってたの

そしたらガテン系に
「立てる?」
って抱き上げられて
キスされちゃった

胸を押し退けて
「やめて」
って言うのがやっと

フラフラだけど
あたしは
そこらの 安いギャルじゃ
無いんだからぁ!



ゴキブリ号に乗って
駅に送って貰うはずが

「始発が動くまで
ここで待ってて
迎えに来るから」
ってガテン系の家に
置いていかれちゃう

しかも チョビ髭が
私の友達を拐って
行こうとするし

信じらんない!

4人で居たら良いじゃん

素直に拐われそうになってる
友達を呼び止めた
「ちょっと!なに考えてんの?
この人の事好きなの?」

友達の目は座っちゃってる
私より酔ってるよねぇ?
「う~ん 大丈夫じゃない?
それに私 脱処女したいし」

何で
よりによってチョビ髭なの?

んで
あたしが ガテン系の家で
二人っきりなのよ!?

「とりあえず 寝よ」って
あんたもナゼ添い寝?

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