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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第1章 妻と最後のエッチ■斗真SIDE■

数えられるほどしか
歩いたことがない歩道。


もし俺と胡桃の間に子供が居たら
乳母車を押しながら
歩いていたかもしれない歩道。


歩道には幾つかの店が隣接していて
そのうちのひとつ飲み屋が
暖簾を外していた。


もう……そんな時間か。


しかし時間を確認しようにも
腕時計はしておらず
スマホはBARに忘れてしまったようだ。

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