元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて
第2章 夫への想いを残したまま好きになってしまった人♡範子SIDE♡
「範子さん。良かったら御一緒しません?」
「でも……お一人でお飲みになりたいと……」
私に時刻を尋ねた時の本條さんは
神妙な面持ちで考え事をしているようだった。
「今日は誰とも会話らしい会話を
していないので」
「帰宅すれば奥様が待っていらっしゃるんじゃ
ないですか?」
「それはまぁ……そうなんですけど」
つい追求したくなる私の悪い癖。
亡くなった夫から
散々指摘を受けていた。
「でも……お一人でお飲みになりたいと……」
私に時刻を尋ねた時の本條さんは
神妙な面持ちで考え事をしているようだった。
「今日は誰とも会話らしい会話を
していないので」
「帰宅すれば奥様が待っていらっしゃるんじゃ
ないですか?」
「それはまぁ……そうなんですけど」
つい追求したくなる私の悪い癖。
亡くなった夫から
散々指摘を受けていた。