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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第2章 夫への想いを残したまま好きになってしまった人♡範子SIDE♡

それなのに……


本條さんは襟元からスッと手を引いた。


「すみませんでした。本当に申し訳
ありませんでした」

「……謝らないでください」

「帰りますね。ごちそうさまでした」


握っていた手も離され
堪らない気持ちになる。


「こちらこそ……何のお構いもしませんで」

「また来ます。その時は着物ではなく
洋服でお願いします」

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