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「俺も沙織ちゃんじゃなければ……ね。
ごめん、なんか後付けみたいになっちゃって」

「亮平さんらしいから気にしてないです。
繋がれた手も温かくて頼りがいがありました」


沙織ちゃんの手を握ると
恋人繋ぎのように
握り返してくれた。


「沙織ちゃんがずっと好きだった」


強く握り返す。


「これからは、もっと好きになってください。
私は今よりもっと亮平さんを好きになって
しまいそうですから」