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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第33章 不倫の救世主♥下川隆也SIDE♥

きっと永井のことだから
自分の不甲斐なさを痛感し
悔しく情けなかったのだろう。


俺がトラブルの対応をしている時も
永井は必死に涙を堪えながら
メモを取ったり
俺に質問を投げ掛けていた。


ラインが復帰した頃には
既に夜が明けていて
俺は永井に一言も声を掛けずに帰宅した。


声を掛けてしまったら
抱き締めてしまいそうだったから。

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