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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第33章 不倫の救世主♥下川隆也SIDE♥

しかし……こうして永井と二人きりに
なってしまうと……


「ちょッ……下川?」


玄関のドアを開け、靴も脱がないまま
不意に永井を抱き締めてしまった。


「永井……おまえ凄いよ。ホントに」


永井の辛さを一挙に引き受け
癒し続けていたのは本條社長であり
そんな本條社長が永井にとっての
心の拠り所だったのだろう。


「ぁりがと……私……誰かに認めてほしかった。
頑張ってるねって言ってほしくて……んッ……」


俺から唇を重ねると
永井は俺の腰に両手を回した。

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