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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第37章 円満離婚■斗真SIDE■

胡桃も記入を終えると
一緒にコーヒーを飲んだ。


「胡桃が淹れるコーヒーが一番旨いよ」

「佳祐も喜んでくれるかな」

「知るか」

「ヘヘッ」


直ぐにネタにするあたり
椎名佳祐に似ているなと苦笑いをした。


「飲み終わったら、最後の俺とのデートに
付き合ってもらうよ」

「いいけど、どこ行くの?」


離婚届を手にする。


「保証人のお願いにね」


本人たちには承諾を得てはいないが
この二人しか居ないと決めていた。

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