テキストサイズ

元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第37章 円満離婚■斗真SIDE■

「お忙しいところをお呼び立てしてしまい
申し訳ございません」


保証人になってもらう理佳と椎名佳祐を
中華料理屋に招いた。


「北京ダックとフカヒレの姿煮が食べたい」

「俺は蒸しアワビと……あ、つばめの巣も
食ってみたい」


単なる食事会じゃないんですけど。


「それ全部注文しちゃおうよ。ね?斗真」


胡桃まで……


「その前にお二方にお願いがあります」


先程胡桃と記入したばかりの離婚届を
テーブルの上に乗せた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ