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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第37章 円満離婚■斗真SIDE■

食事を終えると四人で役所に向かい
離婚届を提出した。


俺と胡桃の間に別れの言葉や
感謝の言葉などは特に無かったし
互いにそういった儀式的な行為は
望まなかった。


「斗真ッ。飲みに行こうよッ。ほら、早くッ」


理佳は俺の手を取ると
あからさまに恋人繋ぎをした。


「あんたたちは積もる話があるでしょ。
ほら、早く行った、行った」


更に理佳は恋人繋ぎをしていない方の手で
胡桃と椎名佳祐を追い払う仕草をした。

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