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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第37章 円満離婚■斗真SIDE■

胡桃と椎名佳祐はこの数時間で
これといった会話を持たずにいて
それが少し心配でもあった。


「大丈夫。斗真は間違ったことは
してないよ。私が保証する」


理佳は俺の不安を察して
繋いだ手を強く握った。


「理佳に保証されてもな」


俺も強く握り返した。


「照れてるの?」

「照れるか、バカ」


理佳が居なかったら
俺はどうなっていたことやら。

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