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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第7章 離婚へのカウントダウン■斗真SIDE■

俺が浮気をするという形で
胡桃に三行半を突き付けられれば
いいんじゃないかと思うようになった。


そうなれば胡桃は堂々と俺に
慰謝料を請求出来る。


非常に安易でがさつな考え方だが
他の案が何一つとして
思い浮かばずにいた。


それに既に俺は決行してしまっている。


昨夜、小料理屋の範子さんを
言い方は悪いが手懐けてしまった。


そして今朝までは範子さんだけを
浮気相手にするはずだった。

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