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蜜蜂オヤジ。

第15章 会いたい衝動。

しかし

最近の柚は
今までの柚とは違っていた。


柚は大作との
あの志帆の初盆の夜の出来事を境に…

あれだけ感じていた
心の乾き…
身体の渇きが
実感することがなくなっていたのである。



アァ…お父さんのキス…
お父さんの愛撫…
お父さんのゴツゴツした指…
お父さんの少しタバコくさい吐息…

柚は
あれ以来
少しでも寂しいときには
大作のことを思い出して
あの夜のことを思い出しての

一人遊びで
身体を潤せて居たのだった。



そして
ふと想像する…

桜ちゃんが
薫さんが海外赴任しているにもかかわらず
あんなに艶かしくて可憐なのは…

もしかして
お父さんと…してる…?



あはっ!
さすがにそこまではないよね…


柚はそんな想像をしてはすぐに
笑い飛ばしていたが…

日に日に
もしや…
という思いが膨らむようになっていた。

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