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蜜蜂オヤジ。

第20章 星空の下…溢れ出る情欲。

秋の日は傾くのがはやい…。


『さあて、カケル。そろそろ温泉に入って帰ろうか?』

『え~?もう帰っちゃうの?僕まだここで遊んでいたいな…』
そう言うカケルに
大作は

『でもさ…温泉の大きなお風呂も楽しいぞ!』
とカケルを促すと

『あ!そうだった?!僕温泉も楽しみ!』
と無邪気に答えた


あぁ…
やっぱり孫は可愛いのお…!
なんで俺は昔
薫たちにもこんな時間を
作ってあげられなかったのか?

いつも仕事ばかりしていたなぁ…

でも志帆…
昔お前が教えてくれたこの場所
お前は一人で薫たち
男の子三人を連れてきていたのか?

偉かったなぁ志帆…。

そう亡くなった妻の志帆のことを思った。

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