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蜜蜂オヤジ。

第21章 10年の歳月…。

あの日…

お母さんの遺影が
飾られてある仏壇に
お線香をあげた日から…
なぜか私は
海に会いたかった…。


今なら
あの時の一方的な離婚の訳すら
笑って受け止められる…
そんな根拠のない自信が
私にはある…。


香川菫【カガワ スミレ】は
寺山菫だった10年少し前の数か月間に
自分なりの区切りを
つけたいという気持ちが芽生えていた。

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