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蜜蜂オヤジ。

第3章 お風呂にて。

こうして俺の新しい生活が始まったが

この前なんて
カケルは
まあ小学校から帰ってくるなり
『オーイ!紹介するよ… …この人、俺のジイジなんだよ!』
と小学校の友達に
カケルが俺を紹介した。


『わぁ!いいなぁ~!おじいちゃんだ~!』
無邪気にカケルの友達は
俺を見て満面の笑顔。


『あのさぁ。ジイジはゲームも上手だし、野球がうまいんだぜ!』
カケルがそう自慢気に友達に教えた。


俺は大学まで
野球を続けていたのだ。
大学野球の主将で3番バッター…。
明政大の寺山と言えば
それなりには知られていた。
俺の自慢だ。


俺は
ちょっと孫の前でいい格好をしてあげたくなった

近所の公園で
『いいか?ボールを遠くに投げるには、少し助走をつけ… …そして、肘を上げて、45度の角度を意識して投げるんだぞ!』

そう教えるとカケルとその友達は
かわいい目を輝かせて
俺の話を聞いていた。

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