蜜蜂オヤジ。
第22章 3番目の花蜜。
俺は社長室と表示されている
菫さんに導かれて
店舗を抜けて
奥のオフィスを抜けて
階上にある社長室に通された。
『やだ。お父さん、緊張されてますか?』
前を歩く菫さんが
微笑んで俺に話しかけてきた…。
『いや…まあ… そうじゃなぁ…そりゃ緊張もするよ…。菫さんは社長さんなんだもんね…。俺なんて生まれてはじめて入るよ社長室ってところ…。』
『もう!やだぁ…社長って言っても従業員10人少しの小さなとこですよ。 …私もデザイナーかねてるし…あはっ。』
と菫さんが笑う…
左側の頬にできる片エクボと
口もとのホクロは
あの頃のままで
俺はなぜかホッとした。
菫さんに導かれて
店舗を抜けて
奥のオフィスを抜けて
階上にある社長室に通された。
『やだ。お父さん、緊張されてますか?』
前を歩く菫さんが
微笑んで俺に話しかけてきた…。
『いや…まあ… そうじゃなぁ…そりゃ緊張もするよ…。菫さんは社長さんなんだもんね…。俺なんて生まれてはじめて入るよ社長室ってところ…。』
『もう!やだぁ…社長って言っても従業員10人少しの小さなとこですよ。 …私もデザイナーかねてるし…あはっ。』
と菫さんが笑う…
左側の頬にできる片エクボと
口もとのホクロは
あの頃のままで
俺はなぜかホッとした。