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蜜蜂オヤジ。

第7章 お口の思い出。

『桜さん!』

俺は
思い余って
身体を振り向かせて
水着姿の桜さんと向き合った。


『か、薫は優しくないのかい?…もしや寂しいのかい?』

俺はそう言って
つい
桜さんの肩に触れようとした瞬間…。


ヌルッ!

……えっ?

…………えええーーー………っ!?

シャボンがついていた
桜さんの肩にかけようとした
俺の指が滑り…


こともあろうか
その反動で
指先が桜さんの水着の胸元に引っ掛かり々


俺の目の前には
露になった
桜さんの片方の乳房があった……



あぁあぁ~!!

俺は俺はなんてことをしちまったんだ!

アクシデントだよ
本当だよ!

これは偶然の………

俺は動揺したが…

なんと桜さんは
片方の乳房を落ち着いて
手のひらで隠して

潤んだ瞳で俺にに呟いた…

『お父さん、私…嬉しいの… 久しぶりに優しく思いやってくれる暖かいのを感じたから…』

『えっ?』

『私… お父さんが、ここにいらっしゃる間は…       』

長い沈黙のあと
桜さんが意を決したように
俺に宣言しできた。


『私が、お母さんの… …志帆さんがお父さんにしてたこと…全部再現してあげる!私… お父さんが好き!!』


俺は今
どんな会話をしているのか
これはドッキリではないのか?

自分で自分の頬をげんこつで
殴ってみた…

痛かった!


『お父さん… …夢じゃないですよ!』

桜さんは
俺の胸に頬をビタリとつけた。

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