嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
テーブルに備え付けの、
呼びりんを押し店員を呼んだ。
『すみません。
このAコース2つと後、
Roseの赤ワインをお願いします。』
『かしこまりました。ワインはいつ、
お持ちしますか?』
『……雪奈……先でいい?』
『……ええ♪……』
『……じゃあ……先にお願いします。』
『かしこまりました。お料理の方、
しばらくお持ち下さい。』
『有り難とう。』
『……なんか……
さすがに超一流ホテルだよな?
接客態度めっちゃ丁寧♪』
『ほんと♪凄い感じいいわね♪』
『……だね♪……』
しばらくしてワインが運ばれて来た。
『……こちら……
Roseの赤ワインでございます。
失礼致します。』
と言って店員が、
ワインのコルクを開けてグラスに、
注いでくれた。
『有り難とうございます。』
『失礼致しました。』
店員が戻った所で雪奈と乾杯した。
『……雪奈との……素敵な夜に乾杯♪』
『……ルウ……有難う。乾杯♪』
『……雪奈……
Roseにしたけど良かった?
意外と飲みやすいよ♪』
『……ええ♪……
美味しいわ♪滑らかね♪』
……俺は……
Roseは昔から好きだったんだ♪