嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
……私は……
ベッドに入ると再びルウに、
激しくキスをされた……
『……雪奈に……ずっと触れたかった……』
『……ルウ……
私もよ……早く私を愛して……』
『……雪奈……愛してる……』
『……ルウ……愛してるわ……』
……そうして……
私達はまた何度も肌を重ねて……
……愛し合った……
……ああ、私は……やはり……
……ルウの……
肌無しでは生きられ無い……
……私には……ルウしか居ない……
……愛する人は……ルウただ一人だけ……
……私達は……朝方まで愛し合った……
……私は……
ルウに抱かれる度に……
ルウへの愛を再確認する……
……ルウへの……愛の重さを実感する……
……私は……迷いにフタをした……
……ようやく……決心が着いた……
……私は……ルウに着いて行く……
馬鹿でもいい……あさはかでもいい。
……私には……ルウしか居ない……
……ルウが……全てよ……