嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
「……雪奈もう泣き止んで……」
「ええ未来、ほんとに有り難う……」
「……もう……
あんたが泣くと調子狂うわww」
「……あ、ひどww……」
「でもなんか責任感じるわあ~」
「……どうして?……」
「だって元はと言えば私が、
あの店に雪奈を連れてったのよ?
ルウの店行かなかったら、
雪奈はこんな事になって無い、
じゃ無い?……」
「……あら、そんな事!……」
「あたしが二人を引き合わせた、
ようなもんだもんww」
「……未来私は幸せよ?ルウと出逢えた事……」
「……それだけ……
愛する相手に巡り逢えたのね?
雪奈は……」
「……ええ私には……もうルウしか居ないわ……」
「あらあら♪ご馳走様♪」
「未来そんなつもりはww」
「てか会社にはいつ辞表を?……」
「……そうね……明日にでも。」
「……明日あ!?……また突然ねえ?……」
「だってうちの会社ってなかなか、
受理してくれ無いじゃない?」
「ああそうねww先手手段か!なる程ね!」
「……まあね……」
「もし受理して貰え無かったら、
どうすんのよ?……」
「……その時はバッくれる。笑……」
「……こらこら!雪奈様。笑……」
「……ってのは冗談よ。笑……」
「……ですよね。笑……」
私達はお互い笑い合った。笑