嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
「……雪奈のご両親には?……」
「……でも……
結婚までまだ至ら無いのに……
挨拶ってのもね?」
「まあね、黙ってくの?」
「まだ解ら無いけど……
会社を辞めて東京を離れる事は、
話して行くわ……」
「……そうね……
泣かれるわ、ね……雪奈のご両親……」
「……そうね、でも……
何年経っても両親は説得して、
解って貰うわ。それしか無いもの。」
「……そうね……いずれにせよ、
東京は雪奈出て行くのね?……」
「……ええ……」
「雪奈住むとこ決まったら、
ちゃんと教えなさいよ?~」
「未来勿論よww
真っ先に遊びに来てよ♪」
「……あら♪……
新婚家庭に無粋なマネはしないわよ。笑
「……新婚/////……」
その時未来の携帯が鳴った。
「雪奈ごめんねー!タイムリミット♪」
「ああ♪彼氏のお出迎え?」
「……まあね♪……」
「ほんと!未来は愛されてるわね♪」
「……アラ?……今の言葉、
そっくりそのまま雪奈に返すわよ♪」
「そんな未来私も一緒に出るわ!
今日はほんとに話し聞いてくれて。
有り難う。未来……」
「何よ!他ならぬ雪奈の為じゃ無い♪」
「有り難う未来♪また話しましょ♪」
そして私達は会計を済ませて外に出た。
「……雪奈……
ほんとにご馳走様♪また明日ね♪」
「……ええ!……
未来有り難う♪おやすみなさい♪」
「雪奈、ルウくんによろしくね♪」
「未来解ったわ♪また明日♪」
未来とみっちり1時間話して、
私達は別れた。
……未来と……
きちんと話せてほんとに良かった……
……未来ほんとに有り難う……
……私は未来に心から感謝した……